健康やせ情報

ホームケア法

Vol.4 トラブルケア編2

足の裏の反射区を刺激して自然治癒力を高める健康法です。

いつでも、どこでも、自分で簡単にできる足裏健康法。まずは、足裏健康法とはいったいどういうものなのか、そしてそのメリットを、続いて、女性に多いトラブル別の具体的なケア方法を連載でご紹介いたします。

現代人に多いストレスと不眠のケア方法をご紹介

病院へ行っても病気とは診断されないけれども、元気とはいえない不調が続く状態を、東洋思想では「未病」と呼びます。その未病の中でも、現代人に激増しているのがストレスと不眠。今回は、2つのトラブルのケア方法をご紹介します。

ストレス

ストレスは誰にでもあるもの

tech04_bg01.jpg 現代は、ストレス社会といわれています。ストレスとは、日常生活でごく普通に関わっている何らかの刺激(ストレッサー)によって引き起こされる心身の変調のこと。ストレッサーには、生活環境、睡眠不足、栄養不足、過労、人間関係の葛藤やトラブル、怒り、悲しみ、欲求不満などが挙げられますが、1つではなく、複数が絡みあっていることが多いようです。このストレスは、もともと誰にでもあるものです。適度なストレスは必要なもので、人の集中力を高めて、生産性をあげたり、女性は人に見られることで、より美しさに磨きがかかることがあります。

慢性化させないことがポイント

問題なのは、心身が刺激を受けて緊張している「ON」と、逆にリラックスしている「OFF」をうまく切り替えられずに、ONのストレス状態が長く続いてしまうことです。過度なストレスは、イライラ、胃痛、ホルモンバランスの乱れ、不眠をはじめ、さまざまなトラブルを誘発しやすくなります。日頃から、自分にあった力の抜き加減を知り、心身のリズムにあわせて休息を取り入れながら、ストレスを上手に解消し、慢性化させないことが大切です。足裏健康法も心身のスイッチをOFFに切り替える手頃な方法です。

tech04_bg02.jpg

不眠

不眠の原因&タイプはさまざまです

tech04_bg03.jpg 短時間でも熟睡できれば、心身はリフレッシュできますが、よい睡眠が得られないと、疲労感が抜けきらずに、常に体はだるさを感じます。不眠の原因としては、不安感が強い、クヨクヨするといった精神的なことや、頭脳労働で脳が刺激を受け過ぎたことによる神経の高ぶりなどがあげられます。中医学では、不眠は、◎ストレスによる精神的な疲労などが引き金となって「気」のめぐりが悪くなり、なかなか寝つけない「気滞(きたい)型」、◎経絡チェックの指標にもある「心(しん)」の働きが衰え、「血」のめぐりが悪くなり、夜中にたびたび目を覚ます「心血虚(しんけっきょ)型」、◎加齢などにより、同じく「腎(じん)」の働きが衰え、眠りに必要なエネルギーも低下して、眠りが浅くなる「腎虚(じんきょ)型」の3タイプに分けられるとされています。

早めのケアで不眠悪循環を断とう

さまざまな原因で不眠に陥ると、眠れないことで不安感やイラ立ちが増し、さらに不眠や精神的ストレス、倦怠感に拍車がかかるという悪循環にも陥りかねません。不眠の人の多くが心身の不調も感じているので、早めにケアしましょう。不眠を解消する足裏健康法もおすすめします。

tech04_bg04.jpg

指導:申 慧萍