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2019.04.06 レシピ

まだまだ寒い早春に!内側からホッコリ胃腸を温める「ニラ」

独特の香りを持つ「ニラ」。一年を通して見かけるため旬がないように思われますが、ニラの旬は2月から4月の早春の野菜です。まだ寒さが残る早春に、身体を内側から温める働きのあるニラが旬を迎えるのは、旬のものを食べる大切さにつながります。

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■寒さの残る早春に!ニラの効能 2つ

(1)冷えが原因で起こる胃腸のトラブルに

東洋医学では、ニラは、内臓を温め、冷えの症状を改善する温裏類(おんりるい)に分類されています。私たちの身体は、深部体温が37℃台で正常に働くようにできています。そのため、外気の寒さから身体深部が冷えてしまうと、胃腸の働きが弱まり、胃もたれやゲップ、下痢や便秘といった胃腸のトラブルにもつながります。
ニラは、身体を内側から温める働きがあるため、胃腸を温め不調を改善する働きがあると考えられています。

(2)冷えが原因で起こる痛みの緩和に

また、腰痛や肩こり、生理痛などの痛みも冷えが原因で起こっている場合もあります。冷えて血流が悪くなれば、その部分にコリが生じたり、血液の流れが滞ることで痛みを生じる物質が滞って生理痛を強くしてしまう場合もあります。
ニラは、身体を内側から温める働きによって、血液の流れがスムーズになり冷えが原因で起こる痛みの緩和にも用いられます。

 

■ニラと豆腐のスープ

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<材料>

ニラ     1/2.

豆腐     1/2

鶏胸肉 1/3

ニンニク 1/2

           400cc

           小さじ1/2

醤油       小さじ1/2

 

<作り方>

1.鶏胸肉は、繊維に沿って細千切りにします。

2.みじん切りにしたニンニクを炒め、香りが出たら塩・コショウ(分量外)で下味をつけた鶏肉を加えて炒めます。

3.2に水と食べやすい大きさに切った豆腐、塩、醤油を加え煮立ったら弱~中火に落とし5分程度煮込みます。

4.1cm幅に切ったニラを加え、ニラがしんなりしたら火を止め塩で味を調えて出来上がり。

軟らかく香りの良い旬のニラ。まだまだ冷えが気になる早春の食卓に、ニラを取り入れてみてはいかがでしょうか。