気づいたら、21年。
EVEが自分の一部みたいに
自然なんです。
所沢教室店長
実は私、転職を考えたことがあるんです。
今でも鮮明に覚えています。私がチーフになってしばらく経った頃でした。「チーフとしてがんばらないと」という責任感からか、体力的にも精神的にも、わっと波がきたことがあって……。昔、デパートの接客業にも興味があったので、違う仕事をしてみたいという気持ちも湧いてきたんです。ある時、尊敬するEVEの先輩に転職のことを相談しようと、電話をしたんですね。その先輩は別の店舗で働いていたんですけど、「ちょっと待ってて!」と言って、私が働いているお店にわざわざ駆けつけてくれたんです。その夜は、突っぱねるでもなく、否定するでもなく、たくさん私の話を聞いてくれて。なによりも、こんな私のために会いにきてくれたことに涙が出るほど感動して。もう一度がんばってみよう! と思ったんです。もし先輩がいなかったら、今ここに私はいないかもしれません。
まさか私が店長、だなんて!
店長昇格のお話をいただいた時、自分なんかができるわけないと一度お断りしました。ところが、当時の部長が「1人じゃないから! 何かあったら必ず助ける!」って言ってくれて。その言葉に押されて引き受けました。部長と言っても、身近な存在。お店のことは、なんでも相談をしていましたね。具体的な解決策を一緒に考えてくれて、落ち込みやすい私を良い方向に導いてくれる。前向きで、話すだけで自分が元気になれるんです。
21年。
家族より長くいる人たち。
私が今も続いているのは、EVEで出会った人たちとの積み重ねがあったからだと思います。あえてEVEを辞めることを考えてみると、私を信頼して任せてくださっているお客さまの顔や、家族以上に長く一緒にいるスタッフの顔が浮かんでしまいますね。仕事が命という訳ではないけれど、私からEVEがなくなることが想像つかないくらい、自然なんです。
お休みの日は、ぼーっとしたり、夫婦で山とか海とか田舎の方へ小旅行。自然に癒されて、リセットしています。