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2021.05.17 レシピ

旬の春野菜『新玉ねぎ』の驚くべきチカラ

この時期にしか食べることのできない春野菜『新玉ねぎ』。普通の玉ねぎより、みずみずしく甘みがあり生のままでも食べやすいですよね。生のままでしか摂ることのできない成分があります。加熱も水にさらすこともせず、新玉ねぎの成分を余すことなくたっぷりと摂り入れちゃいましょう!

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■ この時期主役にしたい春野菜『新玉ねぎ』

(1)辛味成分に注目!

玉ねぎには"ビタミンB群"や"カリウム"のほか、独特な辛味が特徴の"硫化アリル"という成分が含まれています。"硫化アリル"という成分は、血液サラサラ効果や免疫力を高める効果に期待ができます。"硫化アリル"は水溶性のため、水にさらしすぎるとせっかくの成分が流れ出てしまいます。また、熱にも弱いので、普通の玉ねぎよりも生のまま食べることのできる新玉ねぎの方が摂り入れやすい成分です。他にも、ビタミンB1の吸収率を上げる働きがあるといわれているため、新陳代謝アップや疲労回復効果にも期待ができます。

(2)オリゴ糖で善玉菌を活性化!

新玉ねぎには"難消化フラクトオリゴ糖"という成分が含まれています。この"難消化フラクトオリゴ糖"が腸内で善玉菌のエサになることで腸内発酵され「短鎖脂肪酸(たんさしぼうさん)」が作られます。「短鎖脂肪酸」は、脂肪の蓄積を抑える働きや、脂肪燃焼効果があるといわれているため、肥満予防効果に期待が出来ます。

■ 新玉ねぎの春雨サラダ

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〈材料〉3~4人分
〇 新玉ねぎ ... 1/2個
〇 きゅうり ... 1本
〇 にんじん ... 1/2本
〇 ほうれん草 ... 2株
〇 豚バラ肉 ... 100g
〇 緑豆春雨 ... 40g
・ にんにく ... 1片
★ しょうゆ ... 大さじ1.5
★ 酢 ... 大さじ1.5
★ 砂糖 ... 小さじ1
★ ごま油 ... 小さじ1
★ 塩・こしょう ... 少々
・ 炒め用ごま油 ... 適量

〈作り方〉
① 春雨を茹でて戻す
② ほうれん草を食べやすい大きさに切りサッと茹でアク抜きをする
③ 新玉ねぎは薄切り、きゅうり、にんじんは千切りにする
④ 春雨、ほうれん草、新玉ねぎ、きゅうり、にんじんをボウルに入れ混ぜる
⑤ 豚肉を細切りにする
⑥ 熱したフライパンにごま油(炒め用)とみじん切りにしたにんにくを入れ香りが出てきたら、豚肉を入れ色が変わるまで炒める
⑦ ⑥に★の調味料を入れさらに炒める
⑧ ④に炒めた豚肉(炒めて出た油もすべて)を入れ、全体にまわるよう混ぜる


監修 : 申 慧萍