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ホームケア法

Vol.3 トラブルケア編1

足の裏の反射区を刺激して自然治癒力を高める健康法です。

いつでも、どこでも、自分で簡単にできる足裏健康法。まずは、足裏健康法とはいったいどういうものなのか、そしてそのメリットを、続いて、女性に多いトラブル別の具体的なケア方法を連載でご紹介いたします。

暑い季節の冷え、むくみにご用心!!

tech03_bg01.jpg かつては、冷え、むくみといえば、寒いシーズンの代表的なトラブルでした。ところが、エアコン社会の現代は、夏に冷えやむくみを訴える人が激増しています。さらに、地球温暖化の影響で、夏ばかりでなく、春、秋でも冷房の中で過ごす時間が増えたことから、冷え、むくみのシーズンは今や一年中に拡大。しかも、自然界の寒さが引き金となって生じる本来の冷えやむくみよりも、暖かい&暑い時期に生じた冷え、むくみのほうが慢性化しやすいといわれています。

放っておくと、他のトラブルも誘発!!

冷えやむくみが慢性化すると、肥満やその他のさまざまなトラブルを誘発することがあります。冷えが続くと、むくみを引き起こします。肩こりや腰痛、生理痛、肌あれなどにもなりやすいといわれています。一方、冷え以外の原因のものも含め、むくみをそのまま放っておくと、倦怠感や足に痛みやだるさを感じたりもします。こうしたトラブルを少しでも感じているアナタ、1日も早い「未病」のうちから、足裏マッサージでプライマリ(初期)ケアをしましょう!!

1 冷え

tech03_bg02.png 女性の体は、男性に比べてエネルギー消費工場の働きをもつ筋肉の量が少ないため、もともと熱を生み出しにくいといわれています。さらに、生理による出血で貧血になることがあるなど、血行不足に陥りやすい傾向もあります。また、成長や加齢に伴う女性ホルモンの変調で、自律神経のバランスが乱れることでも、低血圧になったり、体の末端まで血液が行き渡らずに、手足がいつも冷えている状態になることがあります。冷えは、足裏の反射区を刺激して全身の血液循環をよくすることでケアできます。

2 むくみ

tech03_bg02.png 立ちっぱなしや座りっぱなしなどの同じ姿勢を長時間、続けていると、足がパンパンになったり、靴がキツく感じたりします。それは、足の血行が悪くなって、体内の水分もスムーズに排出できなくなるためです。とくに女性は、男性に比べてむくみやすいのですが、筋肉量が少ないことや、生理中のホルモンバランスの変動などが影響しているのではないかと考えられています。むくみも、足裏や足の内くるぶし&外くるぶしなどの側面にある反射区を刺激して全身の血液循環をよくすることでケアできます。

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ワンポイントケア

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冷えには
承山(しょうざん)
ふくらはぎに力を入れたときに浮き出る筋肉とアキレス腱の境目にあるツボ。親指をイタ気持ちよい程度の力で押し込みます。
むくみには
太谿(たいけい)
足の内側のくるぶしとアキレス腱との間のくぼみにあるツボ。親指で揉みほぐします。

指導:申 慧萍