健康やせ情報
ホームケア法
Vol.2 実践編
足の裏の反射区を刺激して自然治癒力を高める健康法です。
いつでも、どこでも、自分で簡単にできる足裏健康法。まずは、足裏健康法とはいったいどういうものなのか、そしてそのメリットを、続いて、女性に多いトラブル別の具体的なケア方法を連載でご紹介いたします。
なぜ、痛みやコリを感じるの?
Vol.1でも解説しましたが、足の裏や甲、側面に分布する反射区を刺激することで、人間が本来もつ自然治癒力を高め、結果として、体に感じている不調や痛み、コリなどのトラブルをケアし、体を健康な状態へと導くマッサージ法が足裏健康法です。では、人はなぜ痛みやコリを感じるのでしょうか?原因には、次のようなことが考えられます。
■過去に受けた外傷の後遺
過去に受けた外傷は、体組織の緊張や損傷は消えずに体の中に留まることがあります。残された緊張や損傷は、新しい外傷を招きやすくし、それが蓄積されると痛みやコリの引き金にもなります。
■仕事や日常生活での姿勢の悪さ
バッグを常に右手でもつ、身長に合わない机で無理な姿勢で仕事をするなどの日常生活も、長く続くと体の緊張やゆがみの原因に。こうしたことも痛みやコリにつながります。
■内臓トラブルや冷えからくる血行不良
内臓にトラブルがあったり、冷房で体を冷やしすぎると、血液がめぐらなくなるといわれています。こうした状態では、老廃物が体内に蓄積されやすくなるため、痛みやコリが生じることがあります。
■精神的ストレス
現代社会では、人は常にストレスにさらされています。ストレスをうまく発散できずに心身にためこんでしまうと、自律神経や胃腸にトラブルが生じたり、痛みやコリを感じることがあります。
足の反射区を刺激するときの実際の手順
心臓から遠い右足の反射区から刺激し、右足全体を刺激し終わったら左足へ移ります。そこでまず、椅子に座る、あぐらをかく、片足を伸ばすなどの姿勢で、左足の太ももの上に右足を乗せスタンバイ。反射区刺激の前に、軽くストレッチを行います。
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足の指の間に、足の裏側から手の指を挟み、足先を膝のほうへ倒し、アキレス腱を伸ばします。
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手で足先をつかみ、足先を床のほうへ倒し、甲を伸ばします。
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両手で足先をもち、足首を回します。
右足を1〜16まで刺激したあと、左足も同様にウォーミングアップ&刺激を。それにより全身マッサージ効果が期待できますが、健康法なので、いくつか抜けても問題はありません。
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足裏の親指の付け根から指先へ。
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親指の付け根を足裏から甲側まで一周。甲側は付け根と爪の間も。
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足裏の親指以外の4本の指を付け根から足先へ。指先も人さし指から小指へ。
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足裏の指の付け根を小指側から親指側へ。
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足裏の指の付け根から土踏まずの方向へ。小指付近は往復刺激を。
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足の甲側の指と骨の間を足首に向けて。
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足裏の真ん中あたりにあるエネルギーが湧き出る名穴「湧泉」付近に向けて。
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腎臓から尿管を通って仙骨までの反射区を数回。反射区の詳しい場所はこちら
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小腸の反射区は左右の刺激で、大腸の反射区は必ず時計廻りで。
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かかとを外側から内側に向かって内くるぶしの下まで。
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かかとを外側から内側に向かってアキレス腱横まで。
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足の甲側を内くるぶしから外くるぶしに向けて。
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外くるぶし周辺を。
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小指側の側面を。
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足の甲の一番高いところを足首に向けて。
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足の内側側面を。