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季節の変わり目のホルモンバランスの乱れに!大豆は「蒸」がおすすめ
季節の変わり目は、身体が気候の変化に対応できずホルモンバランスも崩れがちです。女性ホルモンのバランスが崩れると、食欲が出たり、お肌が荒れたり、便秘になったり...。そんな時には、身体の中でエストロゲンと同じような働きをするフィトエストロゲン「大豆イソフラボン」が豊富な大豆を食生活に取り入れてみましょう。蒸して食べることで、大豆の栄養素を逃すことなく食べられるだけでなく、うま味の詰まった大豆になりますよ。
■フィトエストロゲンの働き
大豆イソフラボンに代表されるフィトエストロゲンは、体内でエストロゲンと同じような働きをする成分です。エストロゲンは、女性らしい身体をつくるホルモンで、お肌の皮脂分泌を整える働きやコラーゲンの生成を促す働き、血管をしなやかに保ちコレステロールのバランスを保つ働きがあります。
もう一つの女性ホルモン、プロゲステロンは、赤ちゃんが子宮の中で育つことを想定しているため、身体に栄養を溜め込む働きがあります。そのため、プロゲステロンの分泌が高まる時期には、食欲旺盛、むくみ、便秘などの身体に溜めこむ現象が起こります。
私たちの身体は、自律神経の働きによってホルモンバランスを保っているのですが、季節の変わり目は、気候の変化に身体が対応できず、自律神経のバランスが乱れて、ホルモンバランスも崩れがちになります。
■蒸し大豆がおすすめの理由
水煮と違い蒸して作るため、大豆の栄養素が茹で汁に出てしまうことがありません。そのため、大豆イソフラボンだけでなく、ビタミン・ミネラル、旨味成分であるグルタミン酸も豊富で、甘くて美味しい大豆に仕上がります。
■蒸し大豆の作り方
大豆を良く洗い、大豆200gに水600ccを目安に一晩水につけます。
水を切ってザルに上げ、耐熱容器に入れてラップをして、中火~強火で30分程度蒸します。
大豆が指で押して潰れるようになったら出来上がりです。
■蒸し大豆と根菜のスープ 白みそ仕立て
<材料>
蒸し大豆 上記のレシピの1/4
ゴボウ 50g
れんこん 100g
昆布出汁 200cc
白みそ 大さじ1
豆乳 100cc
塩 適量
<作り方>
1.ゴボウとれんこんは、洗って皮を剥き、ひと口大に切ります。
2.出汁でゴボウとれんこんを煮こみ、柔らかくなったら蒸し大豆を加えます。
3.一煮立ちしたら、白みそに豆乳を加え、温まったところで火を止めて塩で味を調えて出来上がり。(ぐつぐつ煮込むと豆乳が分離してしまうので、温まったら火を止めましょう。)
お好みでガラムマサラやカレー粉を加えても美味しくなります。
そのまま食べても美味しい蒸し大豆。サラダやお味噌汁、白米と炊くなど、いろいろなレシピに使うことができますから、毎日の食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。