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活性酸素は疲労の原因にも!夏バテ予防の薬膳スープ

細胞にダメージを与える活性酸素。活性酸素は、常に体内に発生しているため、避けて通ることはできません。お肌の大敵と思われている活性酸素ですが、実は疲労とも関係しているのだそうです。とくに夏は、暑さと湿度で疲労を感じやすい季節です。お素麺や冷やし中華などサッパリとしたものばかり食べたくなってしまいますが、しっかりと栄養を摂ることも疲労を溜め込まないために大切なことです。夏の疲れには、「鶏胸肉」を食べてみましょう。

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■活性酸素が疲労の原因に!?

活性酸素によって細胞がダメージを受けると、本来の働きができなくなってしまいます。そのため、エネルギーを効率的に生み出すことができなくなり、疲労を感じやすくなるのだそうです。疲労を感じると、気分的にも疲れてしまい、食欲もなくなり体力がなくなる、そして、さらに疲労を感じやすくなるという悪循環に陥ってしまいます。

■鶏胸肉には疲労回復効果が!

ビタミンEやカロテノイドなど、食べものにはさまざまな抗酸化物質が含まれています。抗酸化物質は活性酸素を除去する力に優れていますが、それぞれに得意分野があり、どの抗酸化物質も疲労回復に効果があるわけではないのだそうです。
鶏胸肉に多く含まれる「イミダゾールジペプチド」という成分は、とくに疲労回復に効果があることがわかっています。

■鶏胸肉とナツメの薬膳スープ

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<材料>

鶏胸肉 1

水 1L

ショウガ 10

ニンニク 1

ナツメ    3

白きくらげ 5

 

<作り方>

1.白きくらげは、水に戻しておきます。

2.鶏肉の脂身を取り除き、軽く塩をします。

3.鍋に全ての材料を入れ、落し蓋をして、水から中火で火にかけ沸騰したら弱火にします。1時間程度煮込み、塩で味を調えて出来上がり。

 

イミダゾールジペプチドは、煮込むことでスープに溶け出し身体に吸収されやすくなります。ナツメは気を養い、銀耳(白きくらげ)は身体を潤す働きのある食べものです。また、生姜やニンニクには、身体を内側から温める働きがありますから、知らず知らずのうちに冷房で冷えてしまった身体もケアできる夏のスープです。イミダゾールジペプチドは一度にたくさん摂るより、毎日続けることで効果が現れるそうですから、冷蔵、もしくは冷凍で保存して、夏の滋養スープとして毎日続けたいですね。