食欲の秋！ダイエットも食欲も大満足のキノコの魅力

秋の味覚のひとつ「キノコ」。一年を通して手に入るキノコですが、秋はマツタケのシーズンでもありますから、やはりキノコ料理を楽しみたいですよね。キノコは、食物繊維が豊富なだけでなく、うま味成分が多く含まれるため、ダイエット中でも満足感のあるお料理を作ることができますよ。

■秋の味覚「キノコ」で美味しくダイエットできる理由

(1)食物繊維が豊富

キノコは、食物繊維が豊富な食材です。キノコに含まれる食物繊維の中には、β-グルカンと呼ばれる水溶性食物繊維が含まれています。β-グルカンは、腸の免疫細胞に直接働きかけて免疫力を高める働きがあります。このほか、一緒に食べたものの糖や脂肪を絡め取り、吸収を穏やかにして血液中のコレステロールを下げる働きや、腸内フローラを改善する働きもあります。

(2)うま味成分が豊富

キノコには、3大うま味成分である「グアニル酸」や「グルタミン酸」が含まれています。うま味成分は、脳の報酬系と呼ばれる部分を刺激して、味への満足感を高める働きがあります。そのため、うま味が多い食べものは、薄味であっても満足感が高く美味しいと感じるのです。

ダイエット食材の中には、食物繊維だけが多くふくまれる味気ないものも多いのですが、キノコならうま味がたっぷり含まれるため、低カロリーなのに満足感の高いお料理を作ることができます。

■キノコともち麦のリゾット

＜材料＞

ヒラタケ　130ｇ

もち麦　1カップ

玉ねぎ　50ｇ（1/4程度）

水　200cc

塩・オリーブオイル　適量

＜作り方＞

1.ヒラタケは、細かく裂き、玉ねぎはみじん切りにします。

2.オリーブオイルで玉ねぎを炒め、透明感が出てきたらヒラタケを加え塩をかるくふり、水（100cc）を加えてフタをして弱火～中火で10分程度煮込みます。

3.キノコと煮汁に分け、煮汁に水100ccを加えます。

4.別の鍋でオリーブオイルでもち麦を炒めます。全体にオリーブオイルが馴染んだら、3のキノコの煮汁を1/3程度加え、時々かき混ぜなら弱火～中火で煮込みます。煮汁がなくなったら、1/3を加えながら、程よい硬さになるまで煮込みます。（火が通りにくいようであれば、フタをしながら煮込みます。）

5.もち麦に火が通ったら、キノコを戻し、オリーブオイル大さじ1/2を加え、しっかりと混ぜて乳化し、塩で味を調えて出来上がり。

もち麦には、白米の約20倍の食物繊維が含まれています。食物繊維たっぷりのキノコのリゾットで、旬の味覚を楽しんでみてはいかがでしょうか。